会社都合退職が難しいのは何故?
会社都合退職を得られるのはリストラのみ?
1つ質問です。
あなたの周りにリストラ以外の理由で、会社都合退職できた方はいますか?
多くの方は、「会社都合退職の方が何かとお得だ」
と見聞きし、会社都合退職で退職する為の方法を調べながらも、
・手順が分からない
・何が必要なのか分からない
・本当に会社都合退職できるか自身が無い
・自分には当てはまりそうにない
・会社と揉めそうで怖い
・次の就職時に不利になると聞いた
等の理由から、会社都合で退職する方法を模索する事を諦めています。
結果、 退職金を切り崩しながら、泣く泣く3ヶ月間の失業保険給付制限を過ごし、
僅かに与えられた、失業保険の受給期間が終わる前に、
「なんとか次の就職先を探さなくては・・・」
と、やりたくもない仕事や、長時間通勤を強いられる勤務先であっても、
生きる為、家族の為、ローンを支払う為に、妥協に妥協を重ねた就職活動を続けています。
もしも、
「 失業保険を長く受給できれば、どれだけ余裕ある就職活動を行えた事か・・・」
と、心の底から渇望しながらです。
さて、ここで1つ疑問です。
「会社都合退職」という、失業保険を長期に渡り受給できる制度があり、
多くの人が、会社都合退職による失業保険の延長給付を希望していながらも、
なぜほとんどの退職者は、「自己都合退職」による退職を余儀なくされ、
上記の様な、僅か90~150日程度の短い期間しか失業保険を受給できず、
与えられた期間内に必至になって、就職活動を行わなければならないのでしょうか。
なぜなら、あなたが勤めている会社は、あなたを会社都合退職で辞めさせたくないのです。
会社は「会社都合退職」をさせたくない??
会社側が、会社都合退職を許可しない背景には、当然理由があります。
会社都合退職で辞める社員が増えれば、国から会社に支給される手当が減額されたり、
場合によっては返金を求められるケースがあるのです。
同時に国側も、失業保険を多く受け取る事が出来る制度を作っておきながら、
それらを利用する手順を分かりづらくする事で、少しでも余分な財源が国民に流れる事を避けようとしています。
結果として、ハローワーク等、我々が失業保険について知識を得られる公共機関から、
失業保険を増額して受給できる情報を提供して貰う事はおろか、
その方法、手段、手順を知る機会すら与えて貰えないのです。
会社都合退職なら、失業保険受給期間は6倍以上!
ですが、会社都合で退職する事で、より多くの失業保険が受け取れ、
更には多くの手当等を支給して貰う事が出来る制度は、
国が用意している、我々全ての労働者に与えらた権利の一つなのです。
私たち労働者が正しい知識を持ち、その権利を活かす為の手順を学べれば、
僅かな額しか支給されないはずの失業保険を最大800日以上まで大幅に延長し、
家族の為・・・と、妥協を重ねた再就職先に我慢して就職することなく、
心底望んだ就職先が見つかるまで、時間をかけた就職活動を行う事が可能なのです。
まずは、焦って退職を決めるのでは無く、正しい知識を持つ事により
1日でも長く、失業保険を受け取れる準備を進めた上で、退職の準備を始めて行きましょう。