失業保険を受給するための準備
失業保険受給の条件は、いつでも働けること
失業保険とは、
【やむなく退職した方が再就職するまでの期間を支援するための保険】
といった役割の保険になります。
従って、失業保険を受給するためには
【現在失業中ながら求職中であり、いつでも働きだせる状況である】
という条件を満たす必要があり、失業保険を受け取る為にはハローワークにて求職の手続きを取らなければなりません。
ハローワークでの求職&失業保険手続き
ハローワークで求職と失業保険の手続きを行う際、資格の是非を判断されます。
※ 失業保険受給失格は以下を参照して下さい
上記より失業保険の受け取りが可能である事を確認した上で離職し、ハローワークに伺えば、失業保険の受給資格については、まず心配入りません。
また、失業保険受給者には、後日説明会が行われます。
この際には、
・雇用保険受給資格者証
・失業認定申告書
これらが渡され、第一回の失業認定日が設定されます。
失業認定日とは
失業認定日とは、失業中であり、かつ求職中である事を報告する事で、失業保険の受給を受ける大切な日になります。
失業認定日に報告を行う事で、失業保険が支給されますので、忘れずに手続きを行って下さい。
詳しくは、受給者説明会にて耳にたこができる程聞かされると思いますので説明は省略しますが、以後、28日ごとに失業認定日があり、必ず本人が手続きを行わなくてはいけません。
(自己都合退職などによる給付制限期間がある場合は、制限期間終了後になります)
今後の受給期間中、4週間に一度、必ず自分で行わなければならない手続きとなるので、どうしても行けない曜日がある場合は、その曜日以外に認定する様にしましょう。
今すぐ働けない場合は失業保険は受給できない? 対処法は?
前職を離職する際に体調を壊してしまった
前職で負った怪我が原因で離職せざるを得なかった
など、離職してしまい失業保険を今すぐ受けとりたいのに
怪我や体調不良が原因となり、即求職を行うことが出来ない方もいらっしゃるかと思います。
失業保険の役割、性質上
【現在失業中ながら求職中であり、いつでも働きだせる状況である】
に該当しない場合は、残念ながら失業保険を受けとることは出来ません。
ですが、ご安心下さい。
体調不良や怪我などで失業保険の受給条件を満たせない方には、
【傷病手当金】という救済措置があります。
こちらは、社会保険の被保険者であれば、どなたでも受給することが出来る保険となっており
支給額も、失業保険と同額である「手取り給与の2/3」を受けとることが可能です。
※ 詳しくは別途解説を行います。
失業保険はあくまで、働ける方の為の保険となるため、怪我や病気による離職中の受給は出来ませんが
働くことが出来ず失業保険が受給できない方にも、救済措置はありますので、
まずは体調を万全にし、健康に働ける体調を取り戻した上で、失業保険受給の手続きを始めましょう。
まとめ
● 失業保険受給の条件は求職&就職可能であること
健康問題等を理由に、即求職&就職できない場合は、失業保険の受給は出来ません
● 求職と失業保険の手続きはハローワークで
ハローワークへ登録し、求職を開始することが失業保険受給の条件となります
● 失業認定日とは
失業保険確定後は4週間に1度、ハローワークに伺わなければなりません
同手続きは必ず自身で行うものとなるため、スケジュールには注意しましょう
● 健康問題を理由に失業保険が受け取れない場合
前職で社会保険に加入している方であれば、傷病手当金の受給が可能
同手続きは、全国健康保険組合にて申請が必要となります