ハローワークへの求職申込みと手続きの方法
こちらの記事では、失業保険を受けとる為に必要となる、ハローワークへの求職申込みの方法、手順について解説します。
失業保険を受給するためには「求職中(仕事を探している)」ことが条件となります。
仕事を探しているといっても、求人誌やインターネット等で求人募集に目を通しているだけでなく、ハローワークを通じた就職活動を行わなければなりません。
もちろん、ハローワーク経由の求人案件より、次回就職先を決めなければならない、ということではなく、求職先は自身で決める事が可能です。
ですが、「就職活動を行っている事実」をハローワークに認識して貰う為にも、同求職申込みが必要となりますので、以下を参照し申込みを行っていきましょう。
求職申込みへの事前準備
失業保険の受給を行う為には、同資格の申請と共に、ハローワークへの求職申込みが必要となります。
※ 必ずしもハローワークで仕事を見つけなければならない、という訳ではありません。
ハローワークにて求職申し込みをする際には、以下の準備が必要となります。
・雇用保険被保険者離職票
(退職時に貰う離職票。複数社で貰っているなら複数社分を用意)
・雇用保険被保険者証
・写真付きの身分証(免許証かパスポートでOK)
・縦3センチ×横2.5センチの顔写真
・印鑑
・本人名義の通帳
どれか1つでも欠けると、再度申請に伺わないといけなくなるので、あらかじめ確認して揃えておきましょう。
ハローワーク職員との面談
求職申し込みを行う際には、ハローワークの職員と希望する職種等に関する面接を行います。
この面談時に聞かれる主な質問は、
・希望の職種
・勤務先
・勤務時間
・希望賃金
・希望する勤務環境
等について質問となります。
ここで注意が必要となるのが、
「就職を積極的に希望している姿勢」があるかどうか、です。
失業保険の役割はあくまで
「就職しようとする気持ちといつでも就職できる能力があり、積極的に就職活動を行っているのにも関わらず職業に就くことができない状態」
を支援するための保険となります。
要するに、就職する意欲がある方を援助するための保険なのですから、失業保険を満額貰う前提でいたとしても、求職面談の際には必ず
「積極的に仕事を探しています!」
といった姿勢を見せる様にしましょう。
※ 上記姿勢があまりに見えない場合は、「就職の意欲無し」と判断され、失業保険が打ち切られる場合もあります
今すぐ求職を行うことが出来ない場合
失業保険の受給条件は
【現在失業中ながら求職中であり、いつでも働きだせる状況である】
要するに、仕事が決まれば翌日からでも、働ける状態であることとなります。
ですが、中には体調を壊したり、怪我をしたりして、働きだすことが出来ない状況になる事もあります。
失業保険を受給している期間であっても、病気や怪我で働き出せない期間が14日以内の場合は特に問題ありません。
ですが、同期間が15日を過ぎる場合は、失業保険の申請を受けられなくなります。
ただし、上記のケースの場合は失業保険に代わり、「傷病手当金」を受け取る事が可能になります。
まとめ
● 求職申込みへの事前準備に必要なもの
・雇用保険被保険者離職票
・雇用保険被保険者証
・写真付きの身分証(免許証かパスポートでOK)
・縦3センチ×横2.5センチの顔写真
・印鑑
・本人名義の通帳
● ハローワーク職員との面談
失業保険は、求職中の方を支援する保険
求職の面談時にも「仕事に就く」意志が無いと、失業保険の支給が停止されることがあります
● 今すぐ求職を行うことが出来ない場合
14日以内の求職活動停止であればOK
15日を越える場合は失業保険の支給対象外となるため、別途傷病手当金の受給申込みをお勧めします